チタンの色とはどんな色かイメージするのが難しい金属色を、身近に加工するうえでどう活かすか検証します。
カラーリングと言うと塗料などの塗膜による着色を連想しがちですが、チタンにはチタン自体が成膜する化学層により光線の屈折を作りだし干渉色を放つ特性があります。
着色でないメタル本来のカラーを研究し、彫金に取り入れます。いわゆる銀色と広く呼ばれる金属全般には、実は色々な発色があり、 反射によりさまざまな色調の発色をします。
という症状があったら、金属アレルギーを疑った方がいいかもしれません。
耐アレルギーの金属により、金属アレルギーでも結婚指輪を安心して着けていられます。
この発色はカラー塗料を塗布しているのではないので、金属がより結晶化して酸化を防ぎ金属としての化学反応性を失った状態に安定します。
色がつくことでより肌に優しいリングになります。
医療の現場のみならず、建築や農業の光触媒にもチタンが使われ、化粧品業界、食品業界にもチタンの有効性が実証されています。
つまり実際に活用されて安全性が証明されているから安心して薦められるのです。
指輪の表面に2色以上のカラーを発色させたい場合、一色だけの時に見える色味と異なった色味に見える、目の錯覚が起きます。
例えば単色であったなら、いわゆる緑に見える色を、
その隣に黄色を配置したとすると、パッと見た時にはみどりは黄緑の印象を受けます。
逆に、隣に配置された色が青だったら、みどりは青緑の印象を受けます。
また、単体で見れば黒く見えるのに、隣に黄色がくることで、青くも紫にも見える玉虫色という認識になります。
それだけ見ていると黒だと思ったもので、隣にさらに黒い指輪を並べると黒く見えないこともあります。
チタン、ジルコニウムの青と光沢のない黒を比較した場合も、青の彩度が高すぎると黒がグレーにしか見えないといった状況が生まれます。
同じ色に対しても目に錯視がはたらくことを知っておくと、イメージ違いが起こったときのなぞが解けると思います。
ジルコニウムの指輪を青く発色させました。
チタンの発色、ジルコニウムも同様に、化学的変化を起こさせ表層に硬い透明な膜を生成させます。光の反射屈折によって、その膜の厚みの違いが網膜に映り脳に認識させ碧く見えたり紅く見えたりします。
ブルーに見える厚みに達してジルコニウムブルーとなります。
光の具合によって夕焼けに見えたり青い空に見えたりということに繋がります。
ある青い塗料を塗っていると思われがちなのですが、決して塗布された色ではなく、光源によって色は違って見えたりしています。
ジルコニウムもチタンもそうした発色の不思議を模索していくのが実験のようで楽しい研究です。
ここから指輪のデザインを発展させていき、部分的にジルコニウムブルーを残し陸地と海とのせめぎ合いのように、色のある部分無い部分で視覚的におもしろい形を作ったり使用に耐える結婚指輪としての機能を考慮していきます。
眼鏡をめがね屋さんで作るときに、レンズはどうしますかと尋ねられます。
いろいろなオプションがあり、パソコンの青い光をカットするのだそうです。
短い波長の青い光が眼を疲れさせるのだということです。
最近LEDに注目されいてますが、LEDの光も目を疲れさせてしまうのだそうです。
その対策としてレンズにコーティングする工夫がされています。
レンズの表面に加工するオプションですね。
基本的なコーティングは、反射防止、傷がつきにくくなるもの、撥水加工
などがあるそうです。
さらに、耐熱、耐静電気、ハイインパクト(割れにくい)、曇り防止コートなどがあるそうです。
難点をどんどんあげて、それを防ぐオプションがありますよと売り文句にしてしまうなんて、おもしろい業界だなと思ってしまいます。
ハイインパクトなどといって、割れにくくする加工なら、最初からどんなレンズもすべて強い眼鏡を開発するとみんなが喜ぶと思うのですが。
ちなみにプロドットコムの指輪はすべてスーパーストロングと言っていい強い素材=チタン製ですので、指のちからでは曲がったりプラチナのリングのように簡単に変形したりすることはありません。
抗菌コートというオプションもなく、すべての指輪、チタンは抗菌性の高い性質です。
似合う色チェックのできるサイト
[マイ バースデー]というところで
色彩チェックを進んでいくと、あなたに似合うのはこの系の色と
教えてくれるサイトがありました。
自分に似合うかどうかの色と好のむ色とは違うようです。
同じ赤でもピンク系赤なのか
オレンジの入った赤なのかで着たときの気分が変わるのはなぜでしょう。
メイクや小物選びもかわってくるような気がします。
今好きな色、似合う色が、歳を重ねて何十年後かにまだ好きかどうか、チタンリングを選ぶときにとくにチタンの結婚指輪を選ぶときにつきあたる疑問です。だってマリッジリングはスペシャルなものです。人生にとって。
今は結婚するときだから若いけれど、おばあちゃんになってもチタンのピンクは好きだろうか、似合うだろうか、今と20年後を見据えて選んでいるということでしょう。
人の好みはあまり変わらない気がするんですが、いいえ自分の20年前を思い出すとかなり変化しているか、どっちなんだ。。。
結婚指輪はそういう特殊な指輪なんですね。
飽きたらまた次に買うとか、たまには気分を変えて違う指輪をはめるといったたぐいの指輪ではなく、「ずっとずうっといつまでも一緒にいようね」というそのパートナーの象徴としての想いをこめられたリングが結婚指輪の使命です。大きな誓いのしるしとしての役割を背負っているんですね。
ですからなおさら色について悩むんですね。
好みの色が将来どうなるかはわからないかもしれませんが、こうは考えられないでしょうか?
そのひとに似合う色というのは同じ一直線上にあると。
似合う色というのは、その人の瞳の色、髪のカラー、髪質、そしてなにより肌の色とか、雰囲気だと言われます。まるみを帯びたものと硬いもの、上品なもの、おとなっぽい印象、それぞれに適した色というのがあるように、パーソナルカラーというのもあるのだそうです。
歳を重ねてもそういったベースになるものはあまり変わらないというところで、結婚指輪にも色を添えてみてもいいのかもしれませんね。
例:オリジナルの手作り創作編Originalring
色があるのが、チタンのいいところでもあり悩ましいところでもあります。
結婚指輪をチタンで作ろうとしている花嫁の最大の悩みは何色にするかどうか。。。
そしてそれが今だけでなく、これから未来の自分にも似合い続けるかというもんだいです。
服は毎日着替えられます。でも結婚指輪は着けたらまずはずさないということが前提です。将来の自分の好みが変わるかどうかもわからない、ずっとこの色が似合うかわからないのです。これは大問題です。
だってお相手の象徴というか、いつもそばに居られないけれど、この指輪とはいつも一緒にいるよという意味で心臓にもっとも近い薬指にはめるわけですから。
その結婚指輪に例えば花嫁ならピンクを使いたい、でもおばあちゃんになってピンクの結婚指輪ってどうよって、そういう心理になるのでしょう。その時代になるころには、年配者がピンクを着る時代になっているかもしれません。概念は時代で大きく変わります。髪も金髪より銀髪がかっこいいという概念に変わり、お年寄り=シルバーグレーという概念でなくなってきているように。
prodottoがチタンの指輪を模索し始めた18年前にはほとんど知られていなかったチタンですが、今ではもうバイカーにはすっかりおなじみのチタンのマフラーの色。玉虫のようなレインボーのような不思議な色。
チタンにはカラーリング加工ができますが、その表層は不働態皮膜と呼ばれるものです。
非常に強い紫外線を人工的に照射して起こすチタンの光触媒が環境にも利用されていることで知られる酸化皮膜と同様、このカラーリング加工によりチタンの耐蝕性は向上する利点があります。
チタン独特の美しい色(干渉色)は光源の照度や、反射によって色々な色に見えるものですが、これは、チタンの酸化皮膜=不慟態皮膜が形成されてできる干渉色によるものです。純チタンという金属は化学的に活性な金属で、チタン自ら表面に数ナノメートル厚のごく薄い陽極酸化物の皮膜(不働態皮膜と呼びます)を形成します。この皮膜を作ることによって安定し、外界からの腐食をしないよう、チタン自らが自分の身を守っている、まるで生物のような性質の金属がチタンです。
陽極酸化皮膜の屈折率の違いによりチタンリングのカラーも色々な発色をします。
ニュートンで知られるプリズムの7色に似た、干渉色のような色もカラーリングできます。
干渉色のわかりやすい例は、CDやシャボン玉の反射です。このグリーンも干渉色です。
ブルーに見えるところを見てみようと思って角度を変えても、視点をずらしても同様に、グリーンのとなりは青緑に映りますが、実際には全面が均一に深いグリーン加工です。部分的に色がはげたりにじんだりしているのではありません。色ムラになっているわけでもなく、人の目にそう映るよう光を屈折させる化学的な層が形成されているのです。
ホワイトメタルといえば、シルバー、ホワイトゴールド、プラチナなど白っぽい地金の素材。
色というのは、相対的に印象付けられるもの。お隣の色と比べて黒いとか白いと表現されます。
同じシルバーグレーと形容しても、実際にはシルバーとプラチナでは色味が違うし、デザインによっても違うんです。
音色ということばがあるが、弾き手の感情によっても同じ旋律、音階でも乾いた音色に聞こえたり、しっとりと聞こえたりという印象が異なるのも、相対的に蓄積された聴き手側に左右される。
銀を温かみあるシルバーと感じたり、チタンを都会的グレーと感じたりと形容されるし、関西と関東でも人気の色は分かれる。
外国では金が人気なのに対して、日本人にはホワイトメタルが人気。
ところが、チタンとなると、さまざまな発色をもつ。
デザインの構造的アクセントに加え、色でポイントをつくったデザインも人気。
とくにバイカーなどのメンズから人気なのがチタンの焼き色。
ホワイトメタルが好きな地味なはずの日本人の好みも近年変化しつつ。
色によって、明るい印象、大人な印象が与えられるのは、その比較対象とイメージから相まってそういう感情をいだいていきます。手元を彩るジュエリーも、地金の色彩、チタンのカラーも身に着ける色として重要な役割をになっていたりします。
シルバーリング地金の色と
チタンリングの地金の色と
ステンレス(もくめがね)の色の比較対照させた例
色というのは、常に相対的に見られ、感じ取られる事象であって、色の名前がなんであれ、ひとによって形容のしかたに幅があります。
単体では銀色に見える銀=シルバーも、似たような銀色の金属群に交じれば白に見えるという具合です。
ペンダントは、着ける服との相対関係で、どのような色味に見えるのかも変化します。
黒い服の上には銀色に見え、白い服のうえには黒っぽい金属に映るでしょう。
日常の身の回りにはいろいろな金属があり、通常よく目にするのはステンレス。
アクセサリーでポピュラーなのはシルバーといったところ。
ステンレスとシルバーでは、銀の方がダントツの明るさ。
結婚指輪の素材を選ぶときには、周囲の素材色に気を着けてみると色を比較するヒントになるかもしれません。
metalのカラー比較資料metal education
上の作品にもカラーリング加工を施してあり、チタンの地色よりアンティーク調にコントロールして仕上げてあります。
同じものを白い紙の上に置いて見ると、対比により、視覚に暗い印象で写ります。普通の金属色より、少しこげ茶色に近い、古びて落ち着いたカラーリングです。黒いバックで撮影すると、明るく見えます。
ゴールドは光を透過させます。青い光だけを吸い込み、それ以外の光を反射させるので、網膜には黄色、黄金色に見えています。資料化学と宝石について「金はなぜ綺麗」
光は電磁波の一種。振動数と波長があります。
花火の緑:銅。バリウム、黄色:ナトリウム、オレンジ:カルシウム。青:ヒ素。ガリウム。紫:セシウム、カリウム。ちなみに花見の与える人体への影響を見つもった計算はこちら花火玉の大きさと重量計算とセシウム地表濃度
チタンのレインボーと虹の7色
太陽が地球に運んでいる光には、赤外線、紫外線、可視光線などがあります。学術的には、可視放射、赤外放射、紫外放射です。これらも電磁波の仲間に入ります。遠赤外線協会