チタン結婚指輪個有のカラーリングを意匠に活かす開発研究

チタンリング、ステンレスシルバーリング比較・ヒント

チタンの化学変化による色の不思議を加工に活かす実例。
着色でないメタル本来のカラーを研究し、彫金に取り入れます。いわゆる銀色と広く呼ばれる金属全般には、実は色々な発色があり、 反射によりさまざまな色彩を放ちます。

シルバーリング地金の色と
チタンリングの地金の色と
ステンレス(もくめがね)の色の比較対照させた例


色というのは、常に相対的に見られ、感じ取られる事象であって、色の名前がなんであれ、ひとによって形容のしかたに幅があります。

単体では銀色に見える銀=シルバーも、似たような銀色の金属群に交じれば白に見えるという具合です。

ペンダントは、着ける服との相対関係で、どのような色味に見えるのかも変化します。
黒い服の上には銀色に見え、白い服のうえには黒っぽい金属に映るでしょう。

日常の身の回りにはいろいろな金属があり、通常よく目にするのはステンレス。
アクセサリーでポピュラーなのはシルバーといったところ。
ステンレスとシルバーでは、銀の方がダントツの明るさ。
結婚指輪の素材を選ぶときには、周囲の素材色に気を着けてみると色を比較するヒントになるかもしれません。

古代の装身具と色彩に関する資料古代吉備文化財